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研修を終えた方のコメント

研修医の

当院で研修を終えられた医師たちの感想やコメントなどを掲載します。

先日、訪問診療に帯同させて頂きまして誠に有難うございました。在宅医療の現場を体験させて頂く事は、私にとっては全く新しい体験であり指導して頂きました石賀理事長、伊藤先生、門間先生、冨山先生、高洲様、岡田様、齋藤様、小田嶋様(順、帯同させて頂いた順)や中村事務部長を始め多くのスタッフ方々には在宅医療の意義や、従来の医療との違いを教えて頂きました。

いしが在宅ケアクリニックでは、従来の病院や診療所が対象としにくかった患者様とも向き合い、お宅に訪問し医療行為をする過程で、疾患や病状だけでなく患者様本人や家族の生活や価値観に、より深く関わった方針を打ち出している様子を見学させて頂きました。先生方も、とても親身に丁寧に診察されており、さらに家族とのコミュニケショ-ンもとても良好なので、患者様や家族の治療方針の多様なニーズに真摯に答えている姿を拝見させて頂けました。この過程が、従来の治癒のみを主眼に置いた医療にはない生活に根差した在宅医療の魅力であり、在宅医療に関わる多くの人に笑顔を生み出す源ではないかと思いました。

また、いしが在宅ケアクリニックはステ-ションの立地条件、最新のクラウドカルテシステムの採用、医師と看護師と事務方やケアマネ-ジャ-などのスタッフ間での分業など多くの面で効率的で、それらが良質な医療に輪をかけて患者様や家族の信頼を得ていると感じました。また、その様な効率性を打ち立てられるのなら、抱える医療人口が大都市でなくても多くの患者様のニ-ズがあり、それだけ多くの患者様や家族が苦しんでいるのだとも肌身をもって感じました。逆に、地方都市であるからこそ存在する交通弱者の患者様への在宅医療や患者訪問薬剤管理指導などは、我が国の医療機関への不平等なアクセス環境を、交通のインフラ整備の問題を飛び越えて解決していける可能性を感じました。

医療に対して、多くの新しい視点を研修し体験させて頂きました。今後自分の医療人生に、経験したことを活かし精進していきたいと思います。今後ともご指導ご鞭撻の程何卒宜しくお願い致します。

研修医糟谷先生

1ヶ月間、クリニックで研修させていただき、最初は、在宅での診療が想像もつかず、不安でいっぱいでした。初日にクリニックに来させていただいた際に、出迎えていただき、クリニックのアットホームな雰囲気に少し安心したことを覚えています。いざ、診療に同行させていただくと、先生方やコメディカルの皆様方の優しい指導に当初の不安は吹き飛び、元気に自宅で過ごされる患者様を見て、在宅診療の醍醐味を感じるが出来ました。

研修後半には、私とコメディカルスタッフのみでの診療もさせていただき、先生方に指導を仰ぎながらではありましたが、在宅診療を実際に経験できました。実際に診療を行うと、患者様の不安感やご希望を聞き出し、不安や苦痛を取り除くことの難しさを実感しました。

大変つたない診療であり、先生方やコメディカルの皆様方にはご迷惑をおかけしたと思いますが、とても楽しく、有意義な研修となりました。今後の診療にもこの経験を生かせるよう精進します。このたびは1ヶ月間ありがとうございました。

研修医工藤先生

2週間というあっという間の短期間でしたが、在宅という場に不慣れな私をあたたかく迎え入れてくださり、ありがとうございました。退院時カンファレンスから初回訪問、2回目訪問と経験させていただき、病院での医療から在宅診療へのながれ、連続性を学ぶことができました。ある日の退院時カンファレンスで、歩行器を使っても足元がおぼつかなかった末期癌の患者さんが、退院当日の初回訪問では、しゃんと背筋をのばされて、玄関まで見送ってくださいました。そういった変化は医学的に病状を考えると信じがたく、実際、それは一時的、限定的な変化かもしれません。しかし、「自分の住み慣れた家に帰る」「自分の戻りたい場所に帰る」ということは、たとえ一瞬だとしても、本当に、患者さん自身の持っているパワーを引き出す効果があるのではないだろうか、と考えるようになりました。

また、患者さんのお宅でのそれぞれの役割の皆様のアプローチから学ぶことは多く、今までの自分にはなかった着眼点がいくつも増えました。いくら病院で、患者さんに寄り添った診療をしたいと思っていても、患者さんの家の中での様子を知らなくては難しいということも感じました。退院時に分断されてしまう医療では、どうして病状が悪化してしまうのかが予想できず、それを防ぐ術を工夫できないからです。家の間取り、他同居家族の考えや生活、患者さん自身の日常生活でのこだわるポイント(趣味・食事の嗜好・モットーなど)などあらゆる要素についてこまやかに察し、より快適なプランを多職種のチームで協力して構築していくことが、在宅医の醍醐味だということも実感しました。

人生の先輩、私がまだ経験したことがない問題と向き合っていらっしゃる患者さんへの敬意を忘れず、今後も精進していきたいと思います。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。

研修医下山先生

在宅医療という現場に行ったことが学生時代からほとんどなく、研修に来るまではどのような診療をされているのかがイメージが浮かびませんでした。家に帰った患者様がどのように生活し在宅での診療を受けているのか疑問に思っていました。実際の現場を見てみるとまず患者様の表情が病院と全く違い活き活きして生活されており、またいろんな患者様の生活に寄り添いながら診療されていました。お会いする皆様が笑顔で診療を受け入れてくださり、在宅医療で支えられていることを実感されていました。在宅医療は今後日本の医療を支えていく医療だと実感するとともに今後自分の診療に経験したことを活かしていきたいと思いました。

研修医岩崎先生

四日市羽津医療センターの岩崎です。1か月間ありがとうございました。 研修医となって半年が経ち、病院のシステムがわかってきた頃にいしが在宅ケアクリニックにやってまいりました。当初は在宅医療とはいかなるものか、緩和ケアとはいかなるものかを学ぶためにここでの研修を選択しました。多くの人にとって最も寛げる場所は自宅であり、そこで最期を過ごしたいと考える方も、現在はまだまだ多数派ではないがいらっしゃいます。実際に訪問診療を行ったところ、入院されている患者さんに比べ、在宅で受診されている患者さんの方が、笑顔にあふれ楽しそうに過ごしていらっしゃる方が圧倒的に多いことに気づかされました。また入院中の方が在宅診療に切り替える一部始終を拝見したところ、明らかにご自宅での方が明るくなっていました。やはりご自宅の方が安心して過ごせるのかもしれません。今後は日本の医療も、在宅ケアを積極的に普及させていくべきだと思いました。そうすればより多くの人に少しでも笑顔が戻るのではないでしょうか。また今回の研修で、病院と診療所・在宅ケアの連携について学ぶことができました。病院勤務だけではあまり見えてこない部分であるので、貴重で大切な経験ができたと思います。さらに患者さんとの接し方、ご家族さん・関係者さんとの接し方についても学ばせていただきました。まだまだ僕は未熟者であり、コミュニケーション能力や診察能力をもっと磨かなければならないと痛感したことも良かったと思います。 いしが在宅ケアクリニックの先生方、看護師さん、スタッフさん、さまざまなご指導ありがとうございました。また僕の診察に付き合ってくださった多くの方、恐悦至極に存じます。今回の経験を今後に活かし、スーパードクターとなって皆さんのお役に立てるように日々精進してまいります。少しだけご期待ください。ありがとうございました。

研修医佐藤先生

これまで在宅医療に関しては、医学部での家庭医療学実習で開業医の先生の往診に付き添わせていただいたことはありましたが、在宅医療を専門にしているクリニックでの研修は初めてでしたので、一日一日が自分の中では新しい気づきの連続でした。特に強く感じたのは、総合病院での診療の際に入院中の患者様の状態をベストな状態にするように努めているものの、患者様が退院された後の生活に関して考えが及んでいなかったのではないか、ということです。この1か月間で患者様のご自宅を訪問させていただくことで、自分の中で患者様一人ひとりに対する視野が広がったように感じます。これから病院での研修に戻りますが、この1か月で学んだことを生かして医療者、一人の人間として大きく成長していけるように努力していきます。最後になりましたが、クリニックの先生方、看護師、事務のみなさん、そして患者様とそのご家族の方々、1か月間本当にありがとうございました。