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研修を終えた方のコメント

研修医の

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当院で研修を終えられた医師たちの感想やコメントなどを掲載します。

 

まずは、院長先生をはじめ多くのスタッフの皆様に温かくご指導いただき、本当にありがとうございました。

私は現在、三重県立総合医療センターで研修医として勤務しており、そこでは経験できない在宅医療を学びたいと考え、いしが在宅ケアクリニックでの研修を希望いたしました。普段は救急搬送される方や入院患者様の診療を中心に行っておりますが、急性期病棟では入退院がめまぐるしく、恥ずかしながら患者様との関わりよりも検査データや画像所見に目が向きがちでした。

今回1か月間、訪問診療や往診を経験させていただいたことで、医療における患者様との関わりの大切さを改めて学ぶことができました。在宅医療ではレントゲンやCTなどの検査が行えないため、バイタルや主訴が診療の手がかりとなります。患者様に寄り添い、その訴えや悩みを丁寧に受け止めることの重要性を、身をもって実感しました。さらに、在宅医療でできることの幅広さにも驚かされました。初日から先生方に同行し、腹水穿刺や抗菌薬の静脈投与など、病院と同じ医療を患者様のご自宅で提供し、住み慣れた環境で安心して生活できるよう支援されている姿に感銘を受けました。

また、研修中は先生方に同行するだけでなく、後半には一人で往診や訪問診療を担当させていただく機会もいただきました。自分一人で診療にあたることで、より一層患者様の言葉に耳を傾け、その思いを考えるようになりました。この経験は、病院での研修だけでは得られなかった大きな学びであり、心から感謝しております。
今後は病院での勤務に戻りますが、今回の研修で学んだ「患者様に寄り添う姿勢」を忘れずに、日々の診療に活かしてまいりたいと考えております。

このたびは、2025年8月の1か月間、いしが在宅ケアクリニックで研修の機会をいただき、誠にありがとうございました。
私は普段、市内の総合病院で研修医として勤務し、主に救急外来や病棟で急性期治療に従事しています。急性期治療を終えた慢性期の患者さんや、通院が困難な方、自宅で人生の最期を迎えたい方に在宅医療が必要であることは知っていましたが、これまで大学や研修医生活の中では急性期医療しか経験がなく、在宅医療の実際については理解が十分ではありませんでした。そのため、自分の目で学びたいと考え、このたび研修させていただきました。

病院であれば血液検査や画像検査をすぐに行えますが、在宅医療ではそうはいきません。最初は戸惑いもありましたが、「患者さんがすべて教えてくれる」という先生のお言葉のとおり、患者さんとの会話や身体所見から的確に状態を判断し、方針を決定される姿に深く学ぶものがありました。確かな医学的知識の習得はもちろん大切ですが、それ以上に患者さんとの信頼関係が診療の基盤になることを実感しました。小さな違和感を「言っても仕方がない」と患者さんが心に留めてしまえば、適切な医療につなげる機会を失うかもしれません。日頃から積極的に患者さんやご家族と関わり、生活にも寄り添いながら信頼を築いていくことの重要性を学びました。

また訪問診療を通じて、総合病院との違い、在宅医療ならではの強みを体感しました。病院では救命や疾患の治療が最優先で、患者さんの生活背景や希望をすべて反映させることは難しい場合があります。さらに、入院によって身体機能や認知機能が低下し、入院前よりも弱ってしまうこともあります。一方、在宅医療では住み慣れた環境で医療を受けられる安心感があり、身体への負担も少なく、患者さんとご家族の希望に寄り添った柔軟な対応が可能です。患者さんだけでなく、ご家族も納得できる形でケアが提供されてはじめて、良い在宅医療が実現するのだと感じました。

短い間でしたが、院長先生をはじめ、多くの先生方、看護師の皆様、スタッフの皆様に大変お世話になりました。不慣れな私に対して温かくご指導・ご支援いただき、心より感謝申し上げます。この1か月は私にとって非常に実り多い研修であり、医師として成長するためのかけがえのない経験となりました。本当にありがとうございました。

このたびは、いしが在宅ケアクリニックにて貴重な研修の機会をいただきましたこと、心より御礼申し上げます。約1カ月間という限られた期間ではありましたが、石賀院長先生をはじめとする先生方、看護師の方々やスタッフの皆様には温かくご指導・ご鞭撻をいただき、非常に学びの多い時間となりました。

在宅医療では、患者さん一人ひとりの「自宅で過ごしたい」、「自宅で最期を迎えたい」という願いに寄り添い、医師としてその想いを叶えるためのサポートをしていく姿に深い感銘を受けました。病院とは異なる環境での医療提供には、臨機応変な対応や多職種との綿密な連携や信頼関係、そして何より配慮や調整力、コミュニケーションの重要性を痛感しました。そのような環境で日々の診療をされている皆様のサポートもあり、とても充実した研修になったと考えております。

様々な疾患の患者さんの訪問診療や往診に同行や診察等をさせていただきました。また、看護師さんとアシスタントさんと一緒に医師として1人で訪問診療をさせていただくことで、より明確に様々なことに気がつくこともできたと考えています。
例えば、パーキンソン病といったひとつの疾患でも患者さんの状況は様々でした。共倒れが心配になるほどとても熱心に看病されているご家庭もあれば、上手に介護サービスを取り入れていらっしゃるご家庭もありました。COPDの患者さんでも、ライブに行くような工夫をされているような人まで、病気を抱えながらも人生を楽しく過ごされている姿が印象的な方もいらっしゃいました。

そのような場面で、具体的にどのような医療・介護サービスが利用できるのかという視点が病院の中では想像できないものも多数ありました。例えば、近くのどの事業所が患者さんの必要とする看護における対応が可能か、といったことも含まれます。 他にも、訪問診療や往診において、病院とは異なる環境で縫合等の処置をしたり、在宅酸素療法(HOT)に触れたりすることも初めてでした。病院とは異なる限られた資源や制限のある環境で、患者さんに質の高い医療を提供していくことへの意志を感じました。患者さんが「お家で過ごしたい」という気持ちに寄り添いながら、必要に応じて病院へお願いすべきものはお願いするという医師としての技量や判断も試されていると感じました。
ガン末期の患者さんにおいては、残されている時間や診察の必要性から、先生方の人数が多いことで専門性を活かした柔軟な対応ができることも印象的でした。緩和ケアはもちろんのこと、患者さんのみならず家族にも心配をかけないように必要な時期になれば、診察や処置に加えて心の準備といったことまでコーディネートされていることが印象的でした。

また、ご自宅に訪問させていただくことで垣間見える患者さんの生活環境や人柄、興味のあるものなど、社会的背景や生活背景ともいえる情報、患者さんのこれまでの人生ともいえる情報がたくさんありました。自宅のベッドサイドには情報が詰まっており、病院のベッドサイドだけでは得られない深い学びを与えてくれました。私自身の想像していた以上に様々でした。その中で、ある疾患を持つ患者さんではなく「〇〇さん」として接することの意味を強く実感しました。 また、そのように患者さんに興味を持つことで、患者さんはもちろんのこと周囲の些細な変化に気がついたり、コミュニケーションの糸口を見つけるきっかけになりました。そこから、ようやく信頼関係が築けて介入ができるようになったり、介入がしやすくなったりするといった側面も感じました。

在宅で行える手技や限界、病院での医療との違いも体感しながら、医師としての関わり方を改めて考える機会となりました。今回の経験を今後の初期研修、そして医師としての歩みに確実に活かしてまいりたいと思います。

最後になりますが、いしが在宅ケアクリニックの皆様には改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

四日市羽津医療センターで初期研修医として勤務している面谷と申します。2024年10月より1か月間、いしが在宅ケアクリニックにて在宅・訪問診療について研修させていただきました。短い期間でしたが、とても充実しており良い経験となりました。
初期研修では地域医療研修が必修であり、県内にあるいくつかの僻地病院や診療所から選択することになります。私がいしが在宅ケアクリニックを選択した理由ですが、とても勢いのあるクリニックであるという話や、建物が綺麗であると言った話を聞いており、興味本位の側面が強かったです。普段は急性期病院で働いており、在宅医療に関してはふんわりとしたイメージがあるだけでした。

研修が始まると早速、石賀院長の訪問診療に同行させていただきました。急性期病院との大きな違いは、患者さんとの距離の近さでした。患者さんはクリニックと石賀先生のことをとても信頼されており、医師と患者の関係であると同時に、旧来の友人のようにも見えました。これは、医療スタッフ側が患者側のテリトリーに入ることで、より深い信頼を得ることができているのではないかと考えました。
前半の2週間は、石賀院長や他の経験豊富なDr.に同行させていただき、後半の2週間は、Dr.は自分1人のみ(アシスタントと看護師が同行)で訪問診療に行かせていただきました。今まで横で見学させていただいた先生方の診療の様子を、頭の中で必死にイメージしながら自分主導で訪問診療をさせていただきました。ただ見ているだけではなく、ある程度の裁量を与えていただいたことがとても勉強になりました。アセスメントや処方に関して、自分の未熟さ故に他のDr.にご迷惑をおかけしましたが、優しくフォローしてくださり、とてもありがたかったです。コメディカルの方々も、気さくでありながら頼りになる方ばかりで、何度も助けていただきました。

1か月の研修期間は、在宅医療のイメージを掴むのに丁度良い長さだったと思います。主体的に関わることで、在宅医療の魅力を感じることができました。私は内科に進もうと考えているのですが、在宅医療とオーバーラップする部分も多く、将来の選択肢の1つとして訪問診療を考えるようになりました。
最後になりますが、スタッフの皆様、お忙しい中丁寧に対応していただき誠にありがとうございました。

私は普段急性期病院で勤務しており、主に救急外来対応や入院患者様に対する診療を行っています。研修医2年目になり、そのような患者様が退院や転院した後、どのような経過をたどっているのか、看取りとは実際どのようなものなのかということに興味を抱き、いしが在宅ケアクリニックで訪問診療を学ばせていただくことにしました。

研修が始まりまず最初に感じたことは、総合病院との役割や目的の違いです。在宅医療では、急性期治療を終えた方や癌末期の方など様々な病状の患者様を診療します。そこで重視するのは、病態の安定化だけではなく患者様のQOLを維持すること、つまりは患者様やご家族の要望に可能な限り寄り添う努力をすることです。入院していると、疾患を治療することに重きを置きます。
もちろん、状態を改善しないことには救命できないため、入院加療もなくてはならないものです。しかしながら、どうしても総合病院では患者様の背景を考慮し、ご期待に沿う対応まで行うのは難しいのが現状です。在宅では、最後の最後まで患者様が笑顔で過ごせるように工夫し、柔軟に対応できます。そこが在宅医療の最大の魅力だと思いましたし、患者様にとっては住み慣れたご自宅で医療を受けられるというだけでも、安心感や満足感を得られるのだと感じました。

また、今回の研修は、自分の知識不足や診療能力、コミュニケーション能力の未熟さを痛感した1ヶ月でもありました。総合病院では、問診や身体診察も当然行いますが、行える検査の種類やスタッフの数が潤沢であり、病態の判断材料としても各種検査が大きな役割を担っています。それが当たり前になっている環境では、検査に頼り切りの診療となっていることに気付かされ、患者様のお話や身体所見から病状を推察することの重要性や難しさを再認識することができました。加えて、褥瘡処置や疼痛コントロールの薬剤調整など、先生方や看護師の方々の対応を実際に見て勉強できたことは、得られるものが大きかったです。
信頼関係の構築という点では、在宅医療において非常に重要でありながら、最も難しいものだと感じました。先生方やスタッフの方々は、適切な距離感で接し、円滑に会話をして患者様やご家族の感情や思いを引き出しておられました。それは信頼関係が形成されていなくては成立しないと思いますし、自分にはまだその自信がありませんが、上記の件も含めて今後の課題を見つけられました。

最後になりますが、院長の石賀先生をはじめとして、スタッフの皆様、お忙しい中丁寧にご指導いただき誠にありがとうございました。慣れない在宅医療でご迷惑をおかけすることも多かったですが、優しくフォローしていただき、楽しく充実した1ヶ月を過ごすことができました。今回の研修で得た、知識や気づき、経験を今後の診療に活かして、課題も克服できるよう日々邁進します。短い間でしたが、大変お世話になりました。

2024年5月より1カ月間、地域医療研修としていしが在宅ケアクリニックで在宅医療を学ばせていただきました。私は四日市市内の総合病院で勤務しており、研修医として働き始めてから約1年が経ちます。普段は救急外来に搬送された患者様や、病棟で入院されている患者様を相手に診療を行っていますが、病院と在宅で行っている医療では想像以上に異なることが多く、様々な気づきを得ることができました。

その中でも何より感じたのは、患者様やご家族の方の表情の違いです。普段自分が勤務している際にはあまり見ることができない笑顔が多くの人に見られたことが印象的でした。病院では、例えば救急外来に搬送された患者様は、症状としての苦痛がある中、訳も分からず診察や検査が進んでいき、時に「まな板の上の鯉」などとおっしゃられる方もいます。ご家族の方も診断に至るまで待機されており、突如として入院加療を勧められ、一定期間離れて暮らすことになります。病棟で入院されている患者様や面会に来られるご家族の方もしかり、いつ自宅に帰れるのだろうかという不安感や緊張感が表情に現れていることが多いように思います。この表情の違いは急性期疾患か慢性期疾患かの違いも当然あるかと思いますが、住み慣れた自宅で診療を受けることができる在宅医療ならではのことと感じました。実際に「家におらしてもらえるだけで幸せ」という患者様の声や、「毎日顔を見られるだけでありがたい」というご家族の方の声を聞くことができ、その言葉が在宅医療の魅力を表しているように感じました。また、在宅医療では患者様の自宅に医療者側がお邪魔するという形をとっているため、普段患者様がどのような環境で生活されているか、ご家族との関係性から死生観までも、患者様の素の部分を知ることができます。一方、実際に訪問診療をさせていただくと、患者様の日常に踏み込んでいるという感覚に緊張感を抱き、距離の近さや信頼関係など難しく感じることも多々ありました。一緒に訪問診療をさせていただいた先生方や看護師・スタッフの方々が患者様と適切な距離感で接し、信頼関係を構築されている様子を見学していると、自分のコミュニケーション能力などがまだまだ未熟であると感じました。「病気ではなく、人を見る」という言葉がありますが、普段自分がいかに疾患に対しての診断・治療を目的とする会話しか行っていないかを思い知り、自分に足りないものを再認識させられた1カ月になりました。

また、今回の研修を通して末期癌に対するイメージが大きく変わりました。特に「癌は寿命が短くなるのではなく、老化が早くなる病気」という石賀先生の言葉には感銘を受けました。余命が〇年ではなく、〇年で数十年分の年齢を重ねるから、徐々に自分でできないことが増えていく。だからこそ、その中で患者様やご家族の方にいかに充実した時間を過ごしてもらうかということを医療スタッフの皆様が考え、実践することで患者様やご家族自身も前向きに日々を過ごすことができる。そのように医師・看護師だけでなく、他職種の方が患者様を中心に日々連携し合って在宅医療に向き合っている様子を間近でみることができたことは大変貴重な経験になりました。その他にも医療用麻薬の使用方法や検査が限られている中での身体診察の重要性など、院内の研修とは全く違う視点から非常に勉強になることばかりで、私自身も充実した日々を過ごすことができました。

最後になりましたが、石賀院長をはじめ、医師、看護師、スタッフの皆様、1カ月という短い期間でしたが、たくさんの貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございました。今回の研修で学んだことを活かし、患者様やご家族の方に笑顔になってもらえるような医師になりたいと思います。

私は市中の急性期病院で研修医として約2年間勤務してきました。急性期としての加療が終わるとリハビリ転院や慢性期病院に転院される方や、在宅医療に移行される方がたくさんいらっしゃいましたが、その先で何が行われているかはほとんど知りませんでした。

初めの1週間はいろいろな先生につかせていただき、それぞれの診療を見学させていただきました。その後は徐々に医師は私のみで、看護師さんやアシスタントさんに付いていただき診療を行わせていただきました。ローテーション初期は、まず医療スタッフ自らが出向き患者様のテリトリーに入り診療を行うという特殊さに総合病院との大きなギャップを感じました。行える検査も当然ながら限られており、普段のように気軽に採血や画像検査ができない中で如何に判断し、必要であれば搬送を考えるかという難しさを実感しました。また、身体診察や問診がいかに大切か、普段自分がどれほど検査に頼りきってしまっているかを再認識させられました。先生方を見学させていただいていると、身体所見と問診が主であり、採血は最低限、画像はポータブルエコーまでで判断、という普段の自分では考えられないほどシンプルな診察をされていて非常に勉強になりました。

ギャップだけではなく「むしろ在宅でここまで医療行為ができるのか」ということにも驚かされました。「さすがに点滴が必要になれば病院に行くのかな」と考えていましたが、自宅で点滴もできると知り、さらにそれぞれのご自宅で点滴棒を自作していただき、抜針も覚えていただいたりと、やろうと思えばいくらでも医療行為ができるのではないかという可能性さえ感じました。在宅酸素療法や在宅人工呼吸器など、言葉で聞いたことはあっても実際に見るのは初めてでした。

また在宅医療ならではの患者様として、癌終末期でBSC方針となっている方の管理や、老衰でお見取り方針となっている方の訪問もさせていただきました。癌終末期の方で難しいのは、患者様自身の受け入れに関してだと感じました。特に若年の方では、自分が癌になって死が近いというのは受け入れ難い事実であり、実際に訪問させていただいた方もほぼ全く受け入れられていない方がいらっしゃいました。医療スタッフやご家族様がしようとしたことを全て拒否され、外部からの介入もして欲しくない、といったご様子でした。もともとが強がりな性格だと家族様は仰っていましたが、それ以上に自分が癌終末期の患者であることを受け入れられておらず、この先自分はどうなってしまうのか、家にやってくるこの人たちに何ができるのか、といった不安でいっぱいなのだろうという印象でした。まだその方は在宅医療の介入を始めた直後であり、その後私が訪問する機会はありませんでしたが、担当されていた先生は、回数を重ね信頼を得ていくしかないと仰っていました。かなり根気の必要なことだと思いましたが、自宅にいることを望む患者様やその家族様の要望に最大限寄り添おうとする姿勢に感銘を受けました。

また全体を通して、家族様や他の福祉のサポートの重要性を感じました。上述した点滴のことや、人工呼吸器管理をしている方の吸引処置、薬剤管理など、家族様の手が無ければなし得ない部分も在宅医療にはたくさんあり、医療者以上の時間をかけて患者様に当たっていただき在宅医療を可能としてくださっている家族様には感謝が尽きないと感じました。 患者様の背景が様々である以上、やはり家族のサポートが受けられない方もいらっしゃいますが、そんな時に訪問看護や訪問ヘルパーの方はもちろんのこと、さらに近隣の方が援助してくださっている例もあり、たくさんの人に支えられながら1人の患者様の望みを叶える尊さを目の当たりにしました。

普段の病院とのギャップに驚き、単独で訪問診療を行うのに緊張した1ヶ月間でしたが、その分たくさんのことに気付かされ、感銘を受け、後期研修へ向けて少し逞しくなれた1ヶ月でもありました。短い期間ではありましたが、見学をさせていただき指導をしていただいた先生方、たくさんご迷惑をおかけしても温かく見守って診療を共にしていただいた看護師さんやアシスタントさん、ケアマネジャーさんや事務の皆さん、お世話になりました。ありがとうございました。